こんにちは
りか吉(@Rikakichi_house)です。
早速ですが、あなたはお家づくりをしていく中で、
換気システムについて考えたことはありますか?
しかし、よくよく考えてみると、お家の断熱性や気密性を重視していく中で、
換気システムの良し悪しは決して無視できない項目なので、
しっかりと調べておいたほうが良いのだと今になって思います。
そこで、今回は換気システムの重要性について解説していこうと思います。
この記事は、これからお家を建てようと思っている方に向けて書いていきます。
なぜ換気システムが重要なのか
ua値での断熱性判断は思わぬ落とし穴がある
お家の断熱性については、ua値という数値をよく目にすると思いますが、
このua値は換気による熱損失を考慮していません。
一昔前までは、換気による熱損失を考慮したQ値という断熱性指数が使われていましたが、
現在では、ua値が基準となっています。
このua値だけで断熱性能を評価してしまうと、
思わぬ落とし穴にハマってしまうことがあります。
それは、換気システムの熱交換効率が関係してきます。
というのもua値が低くて断熱性能が良くても、ただ外の空気を吸って、
排出するだけの換気システムでは、外気の影響を直接受けてしまい、
夏は暑く、冬は寒いお家となってしまい、冷暖房費も莫大にかかってしまいます。
ですので、換気で熱を逃がしてしまっていては、まったく意味がないのです。
省エネな換気システム熱交換型換気とは
その換気システムでの熱損失を最小限にするため、
熱交換という技術が使われています。
熱交換とは、室内の空気と室外の空気の熱を交換することで温度差を少なくします。
そうすることで、換気によって入ってきた新鮮な空気は、
0から温度調節するわけではなく、ある程度の温度まで熱交換されている状態から
温度調節するので、省エネルギーで温度調節することになり、
電気代は安くなり、温度差の少ない室内で快適になります。
そして、この熱交換の効率は各社で異なりますので、
高いところですと90%から、熱交換型の換気を取り入れていないところまで様々です。
熱交換型の換気があるのとないのでは大違いなので、
ぜひとも気になっているハウスメーカーがあれば、
どのようなシステムで換気しているのか理解しておく必要があります。
換気システムが高性能なメリットとは
換気システムが高性能であればあるほど、
換気による熱損失が少なくなります。
熱損失が少ないということは、
室内空間を一定に保つのにも、少ないエネルギーでコントロールすることができ、
単純に冷暖房費の節約になります。
先ほど、ua値は換気による熱損失を考慮していないということを述べましたが、
裏を返して言ってしまうと、どんなに熱交換効率の良い換気システムであっても
ua値には反映されないというワケです。
実際に暮らしてみると、換気システムは常時動いていますので、
ua値を信じて購入したけれども、「換気によって熱が逃げていました」では、
悔やんでも悔やみきれないことでしょう。
特に、寒い地域にお住まいの方で、暖かく電気代も少なくしたいお家を
お求めなのであれば、ua値の他に、換気システムの熱交換効率も意識して
ハウスメーカー選びをしてみると良いでしょう。
まとめ
結局のところ冬に暖かく冷暖房費のかからないお家に住みたいのならば、
「ua値」と「換気システムの熱損失」を考慮しておけば、
お家を建ててからの後悔を少しでも無くせることでしょう。
我が家は、一条工務店の「i-smart」という商品を選びましたが、
標準の換気システム「ロスガード90」は、とても良い換気システムとなっています。
参考までにこちらで記事にしていますので、
もしよろしければご覧ください。

最後までありがとうございました。
この記事が少しでもあなたの家づくりの参考になったのなら幸いです。